sinnrisiK's blog

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教員から転職します。その中で感じたことを呟きます。

対大人、子どもにも使える理論〜精神力動論〜

4/19 精神力動論

 僕自身、何を心の支えとしてやっていけば良いのか非常に迷います。

 来談者の概念を理解するときには、精神力動的概念を多く使っています。なかでも、無意識の影響、自我防衛機制、転移、抵抗、解釈といった概念は非常に役に立ちます。
 技法的には、傾聴技法、精神力動論に発する解釈や直面化などを多く使います。その中でのあげられている実際の療法をここに書き残しておきたいと思います。
 
精神力動論
 精神分析の影響は多大な学派に及んでいます。そのため、精神分析のように高度な知性な言語による解釈に反対する人もいましたが、多少の部分はその解釈の仕方にとらわれている部分もあります。
そこで、まずはフロイトによる精神分析的概念について説明します。
フロイトは以下のように人間の心を2つの領域に分けました。
 
意識…自分自身でわかっている心の領域(来談者中心療法では自己概念、気づかれた経験)


無意識…自分自身では理解していない領域。何らかのための理由により意識することを拒否された感情、衝動、試行内容、重要ではない意識領域。自己概念とのギャップや経験とのずれにより激しい感情、意識するにはつら過ぎる感情。
 
 そんなフロイトも、科学的アプローチをとても大事にしていました。その中の一つが、エネルギー保存の法則です。意識と無意識のエネルギーの総和は常に一定であると信じ、意識から排除された心的内容は消失してしまうのではなく、無意識のエネルギーとして心の中に保たれる。
 もう一つはホミオステイシス(平衡の原理)不足している心の欲動は心的な緊張を生み、欲動を充足することによって緊張を解消し、心をもとにされた充足された平衡状態に戻そうとします。
 またフライトは、人間の欲動はリビドー(性的欲求)という、概念を用いた。そして、その狭い意味での性的欲求から包括的な「生きる本能」全般を指すようになった。
 そこで、リビドーだけで説明だけないものを「死の本能」とよばれる存在を仮定した。人間の破壊と死への希求のためだ。
また自我防衛機能には次の項目があることを述べた。
1、抑圧 
2、否定
3、分離
4,投影
5、取入れ
6、同一化
7、置き換え
8、攻撃者との同一化
9、自己攻撃
10,反動形成
11,打消し
12、知性化
13、合理化
14、消化

 

とっても難しく頭がこんがりますが、頑張って書いていきます。